日本人は私だけ!?

私が移住してきたのは、イギリスの東中部の小さな街。

聞けばイギリス人も行ったことがないと言う人がいるくらいマイナーな地域のよう。

 

私は国際看護師グループとして40人ほどのメンバーの一人として始まったのですが、

まぁ東アジア出身者が誰もいない。。。

インド出身者多数、アフリカ出身者少数のみ。

だいたいどこの国に行っても中国の方は多いイメージだし、看護師ならフィリピンからも来ているのではと期待したが、全くいない。。。

最初の感想は、私浮いてる、、、でした。

 

そして、一番つらかったのは彼らが母国語で話すこと。

研修中や休憩時間、寮にいるときも、私が目の前にいても、例え会話中でも、間に割り行ってまでも私を無視して母国語で話始めるのです。

最初の1か月はとにかく孤独でした。現地に知り合いがいるわけでもなく、毎日一人ご飯。最初の寮は4人のシェアアパート。なぜか、私のアパートのキッチンに毎食のようにグループが集まり毎日パーティーのような騒ぎを長時間するのです。

 

独りぼっちの私には堪えました。

 

ここで強い人ならお構いなしで輪に入り話をするのでしょうが、あまりにも英語で話してもらえないので早々に諦めてしまいました。

 

しばらくは、英語以外は聞きたくなーい、と気がおかしくなりそうでした。

英語圏に来たはずなのに、聞こえるのは聞いたこともない言語。理解もできない。

 

今でも、まだ少しトラウマです。

 

食事が楽しくなくて、1日1食食べれればいいくらい。もう餓死するかもと危機感を覚えました。

そんな時に、相談していたのが、大学の時の英語教授(イギリス出身)でした。

卒業をしてからも連絡を続けており、海外移住すると決めた時からちょくちょく相談していました。

 

その先生から宿題が出ました。スーパーに行って今まで食べたことない物を何個か買ってきて、食べた感想を教えてと。

その日、研修終わりにスーパーに行く元気はなかったので、病院の食堂でランチをすることに。その時食べたカレーライスが美味しくなかったのは、いい思い出である。もちろん、食べる前と完食した写真を証拠に送りました。


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その先生も、「まぁなんて美味しくなさそうなの!完食したなんて信じらない!」と笑い話になりました。

 

1か月半の研修を終えて、病院の配属がある街へ移った後も、東アジア人らしき人がいない、と孤立感を感じつつ、でも集団寮生活から離れられる解放感も感じながら、次第に日本人に出会う機会もありました。

 

といっても、まだ二人のみ(笑)

 

一人目は、たまたま参加した教会のランチで横に座った女性に「私日本人の友達がいるわよ」と言われ、住所を聞くと私の住むところから徒歩数分のところでした。家探しも、もうそこしかなくて決めたところだったので、運命を感じました。

 

二人目は、またまた教会の知り合いを通じて知り合った方です。

 

二人ともイギリスに来られてから長いので、色々聞ける頼もしい存在です。

 

所々、日本人グループはあるようですが、やはりお隣のもう少し大きい街だったりするようです。

 

最初、一人で涙していた日々から少しずつ知り合いが増えて、人の輪が広がる楽しさを感じています。別に日本人がいなくても現地の知り合いができればいい、海外に来てまで日本人同士で固まるなんて嫌だと思っていましたが、やっぱり何かあった時に、心おきなく相談できる日本人の方はかけがえのない存在です。

 

実は、かなりの人見知りなのですが、積極的に色々な人に出会って更に輪が広がるといいなと思っています。