Urgent treatment centre受診しました

 

久しぶりになってしまいました。

 

 

あの後、見事に私も体調を崩してしまい、3週間くらい経ってやっと体力が回復したと感じています。

 

なんだったのだろうか。

 

子どもが風邪を引いて2週間くらいはなんともなかったから油断していた。

 

こんなに移らないから、まずインフルエンザではないよね、と思っていました。

 

検査していないから確かではないけど、コロナだったのかな?

 

体調が急激に悪くなる2日前に、少し喉がおかしいなくらいに感じる程度の症状はあったのですが、私は生理前に免疫力が少し落ちるのか風邪っぽくなることが最近あったので、それかもなんて思っていたのですが、3日目に急激に悪化して発熱。

 

その日、子どもがテニスを始めるということで近所のテニスクラブにトライアルに行っていたんです。そうしたら、イギリス天気あるあるで、雨が降ってきました。しかも、その日は雹。クラブも途中で切り上げとなり、帰ることに。歩いて5分もかからない距離だから、車でなくて徒歩で行っていたのが間違いだった。冷たい雨に降られて体が冷えてしまったのが悪かったのか、家についてすぐに体を温めたけど、時すでに遅し。あぁこれは発熱してしまう、という予感は的中しました。それが土曜日。その週は土日休みという週末だったので、ゆっくり休んで治そうと思っていました。

 

日曜日も熱があったけど、解熱剤は飲まずに自然に直そうと思ってました。しかし、夕方になっても下がらない。月曜日はついに日勤。これは、解熱剤を飲むしかないと、飲みました。

 

翌朝、熱は下がりましたが、体調はいまいち。でも、仕事なので出勤。ここで、日本人の変な血を発揮してしまい、無理して出勤しました。

 

本当は、sick leaveというのが取れて、担当部署に電話すれば、最大1週間病休が取れます。これが年に3回まで取得可能なようです。もちろん、お給料は出ます。有給とは別に取得できます。こんな制度があるのに、なぜ利用しなかったのか。馬鹿ですよね。

 

次の日の火曜日は休みでしたが、熱は下がりきらず、もうこの日はかかりつけ医を受診するぞという意気込みで、朝6時にクリニックへ受診の依頼を提出しました。(私のかかりつけクリニックはアプリでやり取りするシステム)返事はありましたが、また子どもの時と同じように、呼吸器専門の方へ行ってくださいと、しかもそれが車で50分の距離。誰が、発熱している状態でそんな遠くに受診しますか?しかも運転して。連れて行ってくれる人もいません。フラフラしながら慣れない道を運転して事故でもしたら責任取ってくれるのか、とイライラを感じながら勿論拒否します。かかりつけ医で十分ですとお願いしますが、今度は、そんな重傷を見れる医者が今いません。病院のurgent treatment centreを受診してください、と言われる始末。そして、「この依頼の受付窓口は終了します」と一方的に切られました。こんな熱が何日も下がらない、息苦しいのに見てくれない、と惨めな気持ちになりました。受診に行く元気もなかったので、1日ベッドで寝ていることにしました。

 

熱は、上がったり下がったりを繰り返しました。下がったと思っても、また上がる。解熱剤は飲まずに過ごしました。

 

水曜日は研修。早く終わるから帰りに受診して帰ろう、と思いながらなんとか終了。もうその時には、常に息切れしている感じで、咳も止まらないし。熱はないと思ってなかったけど、あったらしい。

 

urgent treatment centreはウォークインで行くことができ、予約はいりません。

受付で事情を言って、受診の手続きをしてもらいます。何時間待つかな、と覚悟していましたが、1時間も経たないうちに呼ばれて、診察してもらえました。診察と言っても、医師ではなく、advanced practitionerかそれに相当する方の診察です。経過を話して、血圧、体温、呼吸などの確認をしてもらうと、やっぱり呼吸数が早いと指摘され、注意信号が出されました。救急外来の方へ回さないといけないかもと言われましたが、待ち時間を考慮して、医師に声をかけてくれたみたいで、しばらく待って、簡単な診察でしたがしてもらって、やっと抗生剤の処方をもらえて帰宅できることになりました。

 

贅沢をいえばレントゲンくらい撮ってほしかった。この抗生剤をもらうまでにこんなに苦労するなんて。普通の風邪で抗生剤が不要なことはわかっています。抗生剤の乱用はいけないとわかっています。ですが、何日も熱が下がらなくて、何かおかしいのに、もっと早く処方してもらいたかった。病棟にいるジュニアドクターからも、呼吸器感染起こしているから抗生剤飲んだ方がいいと早い段階から言われていました。

 

薬局で、抗生剤をもらい、車に乗り込んだ瞬間に抗生剤飲みました。

 

やっと熱は下がりました。やっぱり感染症起こしてたんだ。熱が出て、2日目には呼吸器の異常に自分で気づいていたから、発熱2日目には肺炎みたいになっていたんだと思います。今、治ったから笑い話ですけど、死ぬかと思いました。死ななくてよかったです。肺炎も侮れませんからね。

 

 

かかりつけ医に受診を断られた話をすると、イギリス人にもなんで?と不思議がられます。断られた理由として思いつくのは、私が症状を色々と訴え過ぎたのではないか、ということくらいです。でも、風邪くらいなら寝ておけという意識の環境の中なので、あまり症状を軽く言ってしまうと、家でお休みください、くらいにしかならないじゃないですか?だから、もちろんある症状だけを言ったのですが、伝え過ぎてうちのクリニックでは手に負えない、と思われてしまったのかもしれません。本音を言うと、そんな理由で断るくらいなら医者辞めてしまえくらいに思ってしまうのですが。かかりつけ医も派遣みたいな感じの医者が多いのか、対応が難しいところはあるのでしょう。

 

便利なsick leaveを取得しなかった理由について、その週の真ん中に研修があって、休んでしまうと、また予約待ちみたいになって先延ばしになるのが嫌だったんですよね。あとは、抗生剤を飲んで熱が下がれば徐々に落ち着いてきたわけで、体調まだ回復していないけど、昨日よりは良くなっているなら出勤するしかないよね、という感じで完全にタイミングを逃してしまいました。

 

日本で10年看護師をしてきて、やっぱり熱があっても解熱剤飲んで出勤するところとか、仕事してれば体調不良は治ると言っている先輩を見てきたことや、病棟に迷惑になってしまうとか、色々日本人の考えが染みついていて、休むという勇気がなかなか出ません。あとは、病休休暇は給料は発生するのですが、稀に給料が入っていないみたいな話も聞くので、そうなったら面倒くさいと思ってしまったり、色々な理由が私を足止めして、仕事に足を向かわせていました。無理に出勤しても誰も感謝してくれないのに。誰も褒めてくれないのに(笑)

 

でも、自分の体が一番大事。今度は、思い切って休もうと思います。

 

今年は、年始めから不幸ばかり降ってきて、これで今年分の負は全部降りかかったと信じて、後は幸運しかないことを祈ります。