去年の今頃、OSCEを受けて大泣きした話。
私は、先にイギリスのNHS病院に就職をしたので、OSCEに関することは病院が主催するプログラムに参加して、研修を受けることができました。
個人的に申し込みもできるようですが、私がしようと思った時期は予約が一杯で、何か月先しか空きがなかったです。(就職に難航していたので、個人で受けることも視野に入れていました。)
病院からの申し込みの方を優先しているのかな。
研修期間は3週間ほどありました。個人的に申し込んでの研修もありますが、数日間だったりと短期間ですし、イギリス医療に全く関わったことがなければ、数日で全てを網羅できるのか、わかりません。
看護師のNHS OSCEは、私が受験した時は10項目の試験項目を受験し、全部合格でクリアです。
一つも落とせないということに凄いプレッシャーでした。
100点が合格点の試験なんである!?
試験内容は、看護技術に関する項目で、10項目のうち4つは看護過程の展開(アセスメント、計画、実施、評価)、4つが看護技術、残り2つが看護師としての姿勢とか根拠に基づいた知識の評価が行われます。
看護技術は21項目あって、その中からどれが出題されるかはわかりません。
最後の2つは、筆記の試験なのですが、私が受験する以前は5項目くらいのうちから2つ出題されていたようですが、私の時は項目が14項目くらいに増えていて、その中から2つ出題されるという感じでした。
(※2024年1月に出ているMarkingCliteriaでは出題範囲が少し変わっているようです)
試験会場は5つが公式に認められており、
私はLeedsの試験会場を病院が手配してくれたので、そこで受験しました。
私は、最初緊張しすぎて、シナリオを読むのを忘れて始めようとしていたり焦りすぎて時間内に終わらなくて(一応口頭で自分がすべき行動は喋っておきました)、あぁもう落ちた。。。と涙が出そうでした。
それでも、待ってはくれませんので、残りを全力でやりきるしかない、という感じでした。
全てが終わって、試験管が「イギリス看護師キャリアの検討を祈るわ~」と言ってくれて、でも私の中では、落ちたと思っているので、再試験を頑張れという意味なんだろうか、なんて考えてしまったのを覚えています。
落ち込んでトボトボと着替えた後、試験会場を出口に向かっていたら、グループの他の子と会います。
うまくできなかったと泣いていて、私ももらい泣きしてしまいました。
誰も自信をもって終えられた人はいなかったようです(笑)
それから、5日間一人部屋で泣き続けました。
一人寂しく、研修時間入れて1日10時間練習した時間が無駄になったと、悔しくてたまりませんでした。
せっかく研修と試験のプレッシャーから解放されたのに、全然楽しめませんでした。
試験結果は早いところで翌日~数日後に出るところもあるようですが、私が受けた試験会場はなかなか結果を送ってくれず、病院側から催促をしたようです。
結果はメールで個人に送られ来て、合格または不合格なら何がいけなかったがが書いてあります。
私は、ダメだと思っていたので、何個不合格の項目があるが、それが恐ろしくてたまらなかったのですが、
恐る恐るメールを開いてみると、
その不合格らしき項目の記載がなく、
なんと合格の知らせでした。
信じられなくて、クリニカルエデュケーターにメールを転送して、「おめでとう」と言ってもらってやっと実感しました。
びっくりしすぎて一人部屋で雄たけびをあげたのを覚えています。
24人中2人くらいしか合格していなかったようです。不合格でも再試験2回まで受けられます。それでも不合格なら看護師登録が1からになるみたいです。
合格率低すぎない?
試験会場によっても、合格率違うみたいです。
研修を十分な期間提供してもらえたのはありがたかったですが、私たちは41人の巨大グループで、講義はあっても実際に練習する時間があまりなく、ほぼぶっつけ本番だったように感じます。
練習している中での疑問を他国のメンバーに聞くと、間違っていても正解かのように自信満々に言われるので、研修をしてくれる看護師に直説聞いて確認をしていました。
そういう面では、一人で勉強していて混乱が少なかったかもしれません。
YouTubeに動画になっているものもあるので、イメージするのに使っていました。
私も言われましたが、OSCEはやってみないとわからないというのは本当だなと思います。
それぞれの試験会場のサイトでOSCEに関する情報だったり、試験内容に関する資料があるので、かなり参考になると思います。
最終試験に受かって、イギリス看護師登録まであともう少し、というところでまたまたトラブルが発生します。
また思い出に書きます。